1994-12-07 第131回国会 参議院 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第6号
一つは、現在の六年目のミニマムアクセスの数量をずっとそのまま続けていくか、あるいはダンケル・ペーパーにあるようないわゆる逓増を認めていくか、ダンケル・ペーパーそのもの、思想です。そういういわゆる量で七年目以降を決めていく選択、それともそれはいかぬということになれば関税化を選択するかの二つに一つだと思います。
一つは、現在の六年目のミニマムアクセスの数量をずっとそのまま続けていくか、あるいはダンケル・ペーパーにあるようないわゆる逓増を認めていくか、ダンケル・ペーパーそのもの、思想です。そういういわゆる量で七年目以降を決めていく選択、それともそれはいかぬということになれば関税化を選択するかの二つに一つだと思います。
○星野委員 外務大臣のお話は牽強付会だと思うのでありますが、いずれにいたしましても、先ほど農水大臣がお話あったように、一年前のダンケル・ぺーパーに比較いたしますと、ドゥニー調整案はまだ日本にとっては傷が浅い、こう申し上げざるを得ないわけでありますが、いずれにしても、自民党内閣で六年有半交渉をした結果、結局ダンケル・ペーパーしか出てこなかった。
これは、いわゆるダンケル・ペーパーと比較をして、これは関税化の例外措置、あるいはミニマムについては国家貿易を認めるということの内容でありますが、ダンケル・ぺーパーと比較をして、日本の米に対する影響は多いか少ないか、そのことを端的にお答えください。
○星野委員 このダンケル・ペーパーが出ましてから、当時、宮澤内閣総理大臣あるいは渡辺美智雄外務大臣が、自由貿易で生きている日本であるから、このダンケル・ペーパーは受け入れざるを得ないのではないか、こういう趣旨の御発言をしばしばされました。これは事実であります。
ガットは、現在、常設の国際機関ではなく、自由貿易体制をより強固なものにし、貿易紛争処理をより的確に行うため常設の国際機関を新たに設立しようとするもので、その骨格はダンケル・ペーパーに示されております。 これに対し、アメリカは、もしMTOが設立されれば通商法三〇一条などが発動しにくくなるとの思惑から反対していると伝えられております。
しかし私は、今まで一貫して私どもが主張してきたように、このダンケル・ペーパーそのものが、これは非常に不公平、不平等、これを持ったままだということがございます。輸出国と輸入国の関係、輸出国が輸入国に戸をあけろと言うならば、輸出国は未来永劫の供給の責任を持たなきゃならぬわけです、これが一つ。それからもう一つは、今輸出補助金がありますね。これは全廃すべきなんです。
三から五%というのがダンケル・ペーパーに出ている数字でありますが、今我々が輸入をしようとしている二十万トン、あるいはもしかしたら、本当にもしかしたら次にも考えなきゃいけないかもしれない、そういうものがいわゆるミニマムアクセスの実績ということになりはしないか。
からぬことであって、そういう問題にどう対応するかということは、今度パリに閣僚が行かれましたときに、いわゆる四極の通商産業大臣会議というものがございまして、この中では、どっちみちウルグアイ・ラウンドが今年の末までには終局しなければならない、その中でしばしば御議論のあります我が国にとっての農業であるとか、アメリカにとってのダンピングであるとか、いろいろ各国基本的な問題意識を幾つか持っておって、その陰でダンケル・ペーパー
にもECにもおのおのいろいろな問題意識があって、その変更を求める立場を幾つかの点でとっておりますのでございますので、さしずめ、参りますサミットには比較的そういう問題にかかわりの薄い工業製品のアクセスでありますとかあるいはサービスでありますとか、そういうところ、可能な限りでの話の詰めをいたしておきまして、その部分はそれでいざとなればパッケージになるという状況までつくっておきまして、そして残りのダンケル・ペーパー
あるいは、ブレアハウス合意そのものがダンケル・ペーパーの修正を必要とするものでございますので、そういう問題は、東京サミットが終わりました後、年末までに議論をしていこうではないか、こういうことでございますので、したがいまして、お尋ねに対しましては、東京サミットが行われました七月の現在において我が国の立場は、包括的関税化については、我が国としてはダンケル・ペーパーに異論がある、その修正を求めたい、こういう
それについて私が思いますのは、いわゆるダンケル・ペーパーに言うところの関税化ということそのものが、輸入国の立場といたしますと、国境措置というものと輸出補助金というもののいかにもバランスのとれていない主張がダンケル・ぺーパーの基調にあるというふうに思いますものですから、これはやはり提起せざるを得ないと私は今でも思っております。 農業についてはそのほかにいろいろな問題がございます。
それから、米の問題につきましては、私は、いわゆるダンケル・ペーパーについてはアメリカも幾つか修正をしなければならないところがあるわけでございますが、同様に日本もあのような形での関税化というものには問題があると思っているので、これについては日本も修正を主張するつもりである、こういうふうに答えでございます。
しかし、農業につきましては、先ほども申しましたように、いわゆるダンケル・ペーパーというものが、輸出補助金と国境措置との間にバランスを欠いておるといったような問題もございまして、これらの点についての、さらに解決をどうするかということが必要でございます。米につきましては、その中で従来どおりの基本的方針のもとで対処をいたしてまいります。
ダンケル・ペーパーによりますと、通常の関税以外の国境措置は関税化するということでありますから、今、ガットの方につきましてはちょっと先行き不透明な状況にありますけれども、これまた議題にのりますと大きな課題になるのだろうと思います。
そうでありますと、これはやはり毎々申し上げておりますように、いわゆるダンケル・ペーパーの中で輸出補助金と国境措置との間の扱いがバランスがとれていない、これがダンケル・ペーパーのやはり私は欠陥だと思っておりますので、そのようなことを申し上げてこようと思っています。
それから、ウルグアイ・ラウンドにつきましては、先ほども申し上げましたいわゆるダンケル・ペーパーというものが、輸出補助金への配慮と国境措置への配慮とのバランスが十分でないと思っておりまして、殊に米につきましては、国会決議等の趣旨を体して国内産で自給することを基本方針としてまいっておりまして、何とか各国との間で解決をしたいと思っておりますけれども、この基本方針のもとで対処をいたしたいと思います。
ウルグアイ・ラウンドを成功させるということは、これは日本全体にとって非常に重要であるという認識は皆さん共有されているわけですけれども、その中で日本の農業の将来も見据えて日本の農業の将来のため、それから日本の農民のため、それから翻って日本全体のために何が一番いいのかという観点からとにかくいろんなことを勉強して考えなくちゃいかぬという問題意識は外務大臣は従来から持たれているわけで、私もそういうつもりでダンケル・ペーパー
○説明員(北島信一君) ダンケル・ぺーバー全体につきましての外務省の評価は、いいところも悪いところもあるということですが、今の御質問は農業部分について外務省がどういうふうに見ているかということだと思いますが、確かにダンケル・ペーパーに出てまいります関税化の部分は、それまで米国それからケアンズ・グループが提案してきました関税化提案とは、同じ関税化という言葉を使っていますけれども、かなり中身が違うということはあろうかと
○国務大臣(宮澤喜一君) それは、先ほど農林大臣がお答えをされたことでございますが、いわゆるダンケル・ペーパーというものが昨年の今ごろ、十二月でございましたでしょうか出まして、そしてそれからほぼ十一カ月間アメリカとECの間でやりとりが続いたわけですが、そうしてその結果として恐らく去年出されましたダンケル・ぺーバーというものは一部修正をされるということになるのであろうと思いますが、我が国もこれはいわゆる
そういたしますと、我が国としても、あのダンケル・ペーパーについては、我が国の主張から申せば、やはり一部を直してもらわなければならない、そういう考えを持ってまいったわけですから、この際、昨年の十二月のダンケル・ぺ−パーというものは、やはり各国が主張するところに従ってこれを少しずつ変更しなければならないではないかというのが、ただいま我が国のこの段階における主張になっておるわけであります。
つまり、私どもが申しますことは、今度のことでアメリカとECの間の協議の結果として、もしそれが最終のものになるとすれば、いわゆるダンケル・ぺパーというものは修正をされなければならないことになるはずでございますが、私どもは、今までのいわゆるダンケル・ペーパーは、三つあります要素、すなわち国内措置、それから輸出補助金、国境措置、この中で国境措置についてのバランスが外れているということを言ってまいったわけです
我が国としましては、現在のいわゆるダンケル・ペーパーの農業部分につきましては、やはり輸出補助金の問題に比べて国境措置の取り扱いというもののバランスが欠けている、つまり輸出国の立場と輸入国の立場というものについての配慮のバランスが十分でないというふうに考えておりまずし、包括的関税化の考え方が示されていること等にいろいろ問題があると考えておるわけでございます。
またダンケル事務局長も第四の路線、いわゆるダンケル・ペーパーの修正ということ自体については正式な交渉は一切開かないと事務局長が、行司役がそう言って頑として動きませんので、私どもとしてはそういう意味におきまして交渉できないわけでございます。
どういうことをやってきたかということでございますが、これは三年に及びますので、私も全貌を知っているわけではございませんけれども、最近はそのウルグアイ・ラウンドを通じましての世界の農業事情とか日本の農業事情、ウルグアイ・ラウンドがどういう影響を及ぼすかということについての専門家の御意見のほかに、今申し上げましたようなダンケル・ペーパーについての議論、例えばダンケル・ペーパーにつきましても一応評価できる
そういったウルグアイ・ラウンドの重要な一つのステップであるところのダンケル・ペーパーを十分また分析しなくちゃいけない。そういう意味におきまして勉強はしておりますが、いかなる意味におきましても政府の政策としましてあるいは外務省といたしまして、そういう包括関税化を考えているとか、そういうことではございません。そういうあくまでペーパーの分析、勉強をしてまいったと、こういうことでございます。